Photoshopで写真を文字の形に切り抜く3つの方法【初心者向け】

こんにちは、ハヤスタのぺりです!
今回は、Photoshop初心者さん向けに「文字を使って画像を切り抜く3つの方法」を、ステップバイステップでご紹介します。
「文字の中に写真が入っているおしゃれなデザインを作ってみたい!」そんなときに使える3つのやり方を、良い点・注意点つきで解説していきますね。
方法1:レイヤーマスクを使う方法(汎用性高・編集もしやすい)
ステップ1
1)Photoshopで画像を開く
2)上に文字ツール(T)でテキストを入力する
3)テキストのフォントや位置を調整して重ねる

この文字って、あとで場所とか変えられるっすか?

文字や写真を動かして、写真の位置を変更することはできるよ。だけど、フォントの種類や大きさはこの時点でしか変えられないので気をつけてね。
★文字の大きさを変更したいときの操作方法
1)テキストツール(T)で入力した文字レイヤーを選択する
→ レイヤーパネルで、対象のテキストレイヤーをクリック
2)ショートカット「Command + T」(Windowsは「Ctrl + T」)を押す
→ テキストにバウンディングボックス(変形用の枠)が表示される
3)枠の角(四隅)にあるハンドルをドラッグして大きさを調整する
→ このままだと、縦横の比率が崩れてしまう可能性があるので注意
4)縦横比を固定したまま拡大・縮小したいときは、
Mac:「Shift」キーを押しながらドラッグ
Windowsも同様に「Shift」キーを押しながらドラッグ
5)調整が終わったら、「Enter(Return)」キーを押して確定
ステップ2
1)レイヤーパネルでテキストレイヤーを選択
2)上部メニュー「選択範囲(Select)」→「選択範囲を読み込む(Load Selection)」を選ぶ
3)選択範囲に文字の形が読み込まれると、点線で囲まれます。
ステップ3
1)レイヤーパネルでテキストレイヤーの目のアイコンをクリックして非表示に。
ステップ4
1)画像レイヤーを選択
2)レイヤーパネル下の「レイヤーマスクを追加」ボタンをクリック
すると、画像が文字の形にだけ表示されるようになります!
補足:画像の位置をあとから動かしたい場合
1)画像とマスクの間の「鎖マーク」をクリックしてリンク解除
2)画像レイヤーを選択して移動ツール(V)で位置を調整

このやり方なら、画像を動かしてちょうどいい部分だけ表示させる、って調整もできるよ!

先輩〜!文字を変えたくなっちゃったっす…できるっすか?

うさぴょん、それがね…レイヤーマスクを作った後は、文字そのものはもう編集できないの。どうしても変えたいときは、もう一回文字レイヤーを作ってやり直す必要があるよ。面倒くさいね。。
方法2:クリッピングマスクを使う方法(シンプルで手軽)
ステップ1
1)背景画像を開く
2)上に文字ツールで文字を入力
※このとき、テキストレイヤーが下に、画像レイヤーが上になるように並べる
ステップ2
1)画像レイヤーを選択
2)上部メニュー「レイヤー(Layer)」→「クリッピングマスクを作成(Create Clipping Mask)」
Optionでレイヤーの間にカーソルを持って行ってもクリッピングマスクできます。このショートカット、使う機会が多いのでぜひ覚えておいてください!
すると、画像が下の文字の形にだけ表示されます!

おおー!一発でできたっす!

シンプルで使いやすいけど、画像の調整はできても、テキストをあとから変えるのはちょっと不便なの
補足:画像のサイズや位置を調整したいとき
・画像レイヤーを選択して、移動ツール(V)や「自由変形(Cmd+T / Ctrl+T)」で調整できます
方法3:文字マスクツールを使う方法(見た目すぐ確認できるが変更が効きにくい)
ステップ1
1)Photoshopで背景画像を開いておきます。
ステップ2
1)ツールバーの「T(文字ツール)」を長押し
2)「横書き文字マスクツール」「縦書き文字マスクツール」から選ぶ
※ツールバーにないときは、「…」を長押しで表示させる
ステップ3
1)文字を入力すると、赤いオーバーレイがかかる状態で文字が浮かびます
2)Enterまたは上部の「✔︎」で確定すると、選択範囲が点線に

うっかりEnter押しちゃったっす!フォント変えたくなったらもう戻れないっすか?

残念ながら、この方法は一度確定すると文字の編集はできないの…。変更したいときはやり直そう!
ステップ4
1)画像レイヤーを選択
2)「レイヤーマスクを追加」をクリック
すると、画像が文字の形で切り抜かれた状態に!
3つの方法の比較まとめ
方法 | 文字の再編集 | 画像の位置調整 | 難易度 | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|
レイヤーマスク | ◎ できる | ◎ できる | 中 | 柔軟に調整したいとき |
クリッピングマスク | △ 一部可能 | ◎ できる | 易 | 手早く仕上げたいとき |
文字マスクツール | × できない | × 固定される | 易 | サクッと作りたいとき |

それぞれに向き不向きがあるっすね〜

うん、最初はクリッピングマスクから、慣れてきたらレイヤーマスクに挑戦するのがおすすめ!
そもそも「レイヤーマスク」と「クリッピングマスク」って?
Photoshopには似たような機能がいくつかありますが、「レイヤーマスク」と「クリッピングマスク」は特によく使われる基本機能です。
レイヤーマスクは、画像の一部を非破壊的に隠すことができる機能です。マスクを白黒で塗り分けて、「どこを見せる/隠す」をコントロールできます。あとから自由に修正できるのがポイント!
一方、クリッピングマスクは、下のレイヤー(例:文字)の形に、上のレイヤー(例:写真)をくり抜くように表示する方法。構造がシンプルで、サクッと作業したいときに便利です。
サマリー
今回はPhotoshopで文字の形に画像を切り抜く3つの方法をご紹介しました。
どの方法にもメリット・デメリットがあるので、用途や編集の自由度に合わせて選ぶのがコツです。
・サクッと作るなら「文字マスクツール」
・柔軟に調整するなら「レイヤーマスク」
・手軽さと自由度のバランスを取るなら「クリッピングマスク」
Photoshopを始めたばかりの方でも扱いやすい内容になっているので、ぜひおしゃれなタイポグラフィ表現にチャレンジしてみてくださいね!