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フォトショップで写真をアメコミ風に加工する方法

peli

こんにちは、ハヤスタのぺりです!

今回はPhotoshop初心者さん向けに、写真をアメコミ風コミックイラストに加工する方法を丁寧にご紹介します。

使用するのは、Photoshopに元々入っている「フィルター」機能。

少しのステップで、写真がポップでおもしろいアートに早変わりします!

途中で「スマートオブジェクト化」や「切り抜き」も登場しますが、ステップバイステップで解説していくのでご安心を。

After

Before

ステップ1:写真をスマートオブジェクトに変換

まずは元になる写真素材をスマートオブジェクトに変換します。

https://pixabay.com/photos/shocked-expression-surprised-6404696

今回はPixabayの無料写真を使います。同じ写真で練習してみましょう!

スマートオブジェクトにすることで、あとからフィルターを何度でも調整できるようになります。

1)Photoshopで画像を開く

 

2)レイヤーパネルで対象の写真を右クリック

「スマートオブジェクトに変換」を選択

うさぴょん
うさぴょん

スマートオブジェクトって何っすか?

PELI
PELI

“非破壊編集”ができるようになる仕組みだよ。あとから“やっぱここ直したい”が簡単にできるんだ

ステップ2:写真を切り抜く(背景を削除)

アメコミ風に仕上げたい場合、人物だけを切り抜いて背景を削除するとグッと完成度が上がります。

方法1:ワンクリックでAIにおまかせ

1)上部メニューから「選択範囲」>「被写体を選択」

2)自動で人物が選ばれたら「選択範囲とマスク」をクリック

最初に出てくる下記のバーで背景を削除 とするのが一番簡単です!

方法2:クラウド機能で精度高く切り抜く

1)「クイック選択ツール」を選ぶ(左のツールバー)

2)上部オプションバーにある「クラウド」アイコンをクリック

3)不要部分を筆で調整

筆の太さを「 」 で調整する

選択範囲を広げる:普通にクリック・ドラック
選択範囲を除外する:(Mac)Option+クリック/ドラック (Win)Alt+クリック/ドラック

4)選択範囲が光っているまま、「レイヤーマスク」を押してマスクをかける

うさぴょん
うさぴょん

どっち使えばいいっすか?

PELI
PELI

スピード重視なら”被写体を選択”、細かい調整したいならクラウド選択がオススメ!

レイヤーの複製

この時点でレイヤーをコピーして、同じレイヤーを複製してください。Mac: Command+J, Win: Ctr+Jで、レイヤーの複製ができます。
3つの同じレイヤーを作ります。

上の2つのレイヤーをスマートオブジェクトにする

写真の上で右クリック>スマートオブジェクトに変換を選ぶ。

一番下のレイヤーは背景に使います。

ステップ3:影と明るさを調整(シャドウ・ハイライト)

写真の陰影を強調して、イラストっぽく見せる準備です。

1)上部メニュー「イメージ」>「色調補正」>「シャドウ・ハイライト」を選択

2)スライダーで「シャドウ」「ハイライト」を調整。

ペリの設定(これは本当に適当)

3)今回は余計な影やハイライトを無くしたいので、両方の量と階調を共にゼロに近い値にしましょう。

ステップ4:エッジのポスタリゼーション

輪郭を強調して、漫画っぽいラインを加えます。

1)上部メニュー「フィルター」>「フィルターギャラリー」

2)「アーティスティック」>「エッジのポスタリゼーション」を選択

3)パラメータ設定:

  • エッジの強さ:やや黒ずむ程度
  • エッジの太さ:0
  • ポスタリゼーション:0

上記ペリの設定

4)「OK」で適用

エッジの太さ

ステップ5:カットアウト

写真をベタ塗りのイラスト風に変換します。

1)同じく「フィルターギャラリー」から「カットアウト」を選択

2)パラメータを調整(お好みでOK)

ペリの設定

3)「OK」で適用

ベタ塗り感がすごいですね!

ステップ6:カラーハーフトーン(ドット加工)

印刷のようなドットパターンを追加して、アメコミ感を演出

1)「フィルター」>「ピクセレート」>「カラーハーフトーン」を選択

2)パラメータ:

  • 最大半径:5〜10(好みに応じて)=>ドットの大きさ
  • 角度:すべて45

ペリの設定は上記です。

3)「OK」で適用

4)レイヤーパネルでこのフィルターの描画モードを「ソフトライト」に変更

5)不透明度を「70%」に調整

ステップ7:エッジの光彩

輪郭をさらに強調して、線画のような印象に。

1)上レイヤーを表示 スマートオブジェクトにしておく

2)「フィルターギャラリー」>「エッジの光彩」

3)「滑らかさ」をやや高めにして「OK」

ペリの設定

ステップ8:ぎざぎざのエッジ(漫画の線画風)

最後に、漫画特有の“線の荒さ”を表現します。

1)描画色を「白#ffffff」、背景色を「黒#000000」に設定 (ツールバー)

2)「フィルターギャラリー」>「スケッチ」>「ぎざぎざのエッジ」

3)太さやコントラストを調整して「OK」

ペリの設定

ステップ9:仕上げ(レイヤー効果)

すべてのレイヤーの描画モードを「乗算」にし、

不透明度を70%に調整して全体になじませます。

完成です!

うさぴょん
うさぴょん

すごいっす!ほんとにアメコミみたいになったっす!

PELI
PELI

ね、楽しいでしょ!このまま素材としても、デザインにも使えるよ

最後に、3つ目のレイヤーを表示させて背景を表示させましょう。

まとめ

今回は Photoshopでアメコミ風のコミック加工 をする方法を、初心者の方でもわかりやすいように、ステップバイステップで解説しました。

特に重要なのは、最初にスマートオブジェクトに変換すること。これによって後からエフェクトの調整が自由にできるようになります。また、「カラーハーフトーン」や「エッジの光彩」などのフィルターのかけ方と順番も、仕上がりに大きく影響します。

さらに、AIを使った背景の切り抜きを取り入れることで、よりクオリティの高い仕上がりに。

「なんとなくそれっぽく」ではなく、レイヤー構造とエフェクトの関係を理解しながら操作することが、Photoshopの上達の近道です。

今後のデザインやSNS投稿にも応用できるテクニックなので、ぜひ自分の写真でも試してみてくださいね!

ABOUT ME
ぺり
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葉山のぺり
葉山拠点のフリーランス|Webデザイナー|葉山ウッドワークススタジオ共同代表|ブロガー|ファイナンスアドバイザー 米国上場企業で20年のファイナンス経験を経て脱サラ。数字とデザインの力で、地域のお店や事業をもっと魅力的にするお手伝いをしています。 インスタとSNSマーケティングを活用し、木工ブランドを育てながら、試行錯誤の毎日を楽しんでいます。 新しい挑戦を続けながら、地域の皆さんと一緒に成長していけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
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